TSAロック暗証番号設定について

DELSEY社製 TSA対応ナンバーロックについて

DELSEY社製スーツケースは全て、ナンバーロックを採用しております。
ダイヤル式のナンバーロックと共に鍵穴は御座いますが、カギは付属しておりません。
この鍵穴は、TSA(アメリカ合衆国運輸保安局)係員が、通関時の検査の為に解錠操作する為に用意されている鍵穴で、カギはTSA職員のみが保持しており、これらのロックはTSAロックと呼称されています。

TSAロックとは

TSAロックはアメリカ合衆国運輸保安局によって認可・容認されたロックで、セキュリティチェックが最も厳しいアメリカでも、カギをかけたまま航空会社に預けることができるロックです(開錠用のカギはTSA職員のみが保持)。

米国領土内全ての空港では、国内外問わずの航空機に搭乗する際の預け入れ荷物に対し、TSA(アメリカ合衆国運輸保安局)係員がスーツケース等鞄類の中身を抜き打ちで目視検査をする可能性があります。
TSAロック対応の預け入れ荷物の場合、空港での検査の際に、TSA職員が特殊なツールを使用し開錠できる仕組みになっており、鍵を壊されることなく検査が可能になります。

タイプ別 暗証番号設定方法

デルセー製品のナンバーロックの初期設定番号は、0-0-0です。
ナンバーロックの設定がうまく行かない場合は無理をなさらず、弊社もしくはご家族の方へご相談ください。
ナンバーロックの設定にご不明な点が御座いましたら、以下までご連絡下さい。
デルセージャパン:045-628-9384

※設定した番号は、手帳などにメモしていただくことをお勧めします。
※誤った操作により解錠不能となった場合は、有償修理による解錠となる場合が御座います。

ナンバーロック上に、セット用のボタンがある場合

対応シリーズ

  • Chatelet
  • Turenne
  • Helium Aero2.0
  • Segur 2.0
  • Shadow 5.0
  • Clavel

設定方法

❶ ロックを解錠して下さい。
初期状態では0-0-0にセットされていますので、ダイアル錠を0-0-0に合わせ、Aの解錠用のノブを矢印方向にスライドさせて下さい。
❷ 左図のBの位置にあるボタンを、ボールペンの先等で押し込み、カチッ音を確認し、押し込まれた状態を維持して下さい。
(ロック上面だけではなく、側面にボタンがある場合も御座います。)
❸ Bの押し込みを維持したまま、お好きな番号にセットして下さい。
❹ お好きな番号にセット出来ましたら、Aの解錠ボタンを『カチッ』音がするまでスライドさせ、押し込まれたBのボタンが浮き上がり、元の位置に戻るのをご確認下さい。設定が完了しました。

ナンバー横にボタンが無いタイプのロックの場合

対応シリーズ

  • Vavin

設定方法

❶ ロックを解錠して下さい。初期状態では0-0-0にセットされていますので、ダイアル錠を0-0-0に合わせ、鍵穴のついたノブ(B)をスライドさせて下さい。
❷ 鍵穴のついたノブ(B)を再度スライドさせ、押し込み状態を維持して下さい。(途中で手を放すとセットした番号が分らなくなります)
❸ 上記の押し込み状態を維持したまま、お好きな番号にセットして下さい。
注意! 押し込みを番号設定の作業中に中止した場合、押し込みを再開するまで、番号を動かさないで下さい。
❹ お好きな番号にセット出来ましたら、ノブ(B)を離して下さい。設定が完了しました。

スライド式のカバーがあるナンバーロックの場合

対応シリーズ

  • Securitime Zip
  • Cactus

設定方法

❶ ナンバーロックを解錠番号にセットしてください。(初期値は0-0-0、お客様にて変更済みの場合は変更後の番号)
❷ Delseyのロゴ入りのカバーをB方向にスライドして、収納されているジッパーがロックから解放して下さい。
❸ Aの位置にある、番号再設定用のボタンを先がとがったものなどで、優しく押し込んでください。(カチッ音がします)
❹ ナンバーロックの番号を、お好きな番号に変更してください。(この変更の際、ロゴ入りのカバーに触れないで下さい。)
❺ お好きな番号に変更し終えたら、Delseyのロゴ入りのカバーを再びB方向に確実にスライドさせ、カチッ音共に、Aが押し込む前の位置に戻った事を確認して下さい。設定が完了しました。

バックル式ナンバーロックの場合

対応シリーズ

  • SecuritimeFrame

設定方法

❶ Bのナンバーロックを解錠番号にセットしてください(初期は0-0-0、お客様にて変更済みの際は変更後の番号)
❷ Aの位置にある、番号再設定スイッチAをSET方向にスライドし、ナンバーロックの変更完了まで維持して下さい。
❸ ナンバーロックBの番号を、お好きな番号にご変更下さい(この変更の際、Aのスイッチには触れないで下さい。)
❹ お好きな番号に変更し終えたら、AのスイッチをSETとは反対方向の音の位置へスライドさせて下さい。戻りにくい場合は、SET位置に戻して、ナンバーロックのナンバーの位置を調整し、AのスイッチをSETとは反対方向にスライドさせて下さい。設定が完了しました。

メイン、フロント分離式ナンバーロックの場合

対応シリーズ

  • Grenelle

設定方法

❶ ナンバーロックを解錠番号にセットしてください(初期は0-0-0、お客様にて変更済みの際は変更後の番号)
❷ Aの位置にある、番号再設定スイッチAをSET方向にスライドし、ナンバーロックの変更完了まで維持して下さい。
❸ ナンバーロックの番号を、お好きな番号にご変更下さい(この変更の際、Aのスイッチには触れないで下さい。)
❹ お好きな番号に変更し終えたら、AのスイッチをSETとは反対方向にスライドさせて下さい。戻りにくい場合は、SET位置に戻して、ナンバーロックのナンバーの位置を調整し、AのスイッチをSETとは反対方向にスライドさせて下さい。設定が完了しました。

南京錠タイプのナンバーロックの場合

対応シリーズ

  • バックパック
  • ビジネスバッグの一部に付属

設定方法

❶ ナンバーロック南京錠を解錠番号にセットしてください。(初期値は0-0-0、お客様にて変更済みの場合は変更後の番号)
❷ シャックル(逆U字型の輪の部分)を引き上げ、反時計回りに 90°回転させて、シャックルの突起をロック本体のノッチに合わせます。
❸ その後、シャックルを完全に押し下げ、それを維持しながらダイヤルを回して、お好きな番号に変更します。
注意! 押し込みを、番号設定の作業中に中止した場合、押し込みを再開するまで、番号を動かさないで下さい。
❹ シャックルを元の位置に戻す。設定が完了しました。
セットした番号のメモをお勧めします。

TSAロックについてよくある質問

デルセー製品のナンバーロックの初期設定番号は、0-0-0です。

000から999までの番号の中で設定変更可能です。但し、現在設定されている3桁の番号は必要です。

デルセー製品のナンバーロックの初期設定番号は、0-0-0です。

この初期設定番号と、ご自身が設定したと思われる番号をすべてお試し頂き、それでも解錠しない場合は2つ解錠方法が御座います。

①ご自身で、0-0-0から9-9-9のすべての番号(1000通り)をお試し頂き、暗証番号をお調べ頂く方法です。ほとんどのお客様で、45分程度ですべての番号をお試しいただけます。
(お時間が多くかかる様にお感じになるかと思いますが、現実的にはほとんどのお客様にとって最短の解決方法となります。)

②弊社の修理センター、ないしは解錠作業を行って頂ける鍵店などで解錠を依頼する。
(弊社で解錠を行う際は、3300円(税込)+往復送料で承ります。カスタマーセンターにお問い合わせください。)

新しい解錠ナンバーにナンバーロックを選択したあとに、最後にカチッ音がするまで『解錠操作』をして頂く必要が御座いますが、解錠操作が出来ていない場合が多くございます。

解錠操作(機種によりボタンを押し込む、ノブをスライドさせるなど)を強めに数回行い、カチッと音がしないかご確認ください。もし、この操作中にカチッ音がした場合、その音がした際に表示されていた番号で、新解錠番号がセットされておりますので、ご注意下さい。

解錠操作が全く出来ない場合は、前項の『ナンバーロックで自分が設定した番号がわからない(忘れてしまいました)』をご参照ください。

現在販売されているDELSEY製スーツケースに備え付けられたロック機構は、ナンバー式ロックのみです(一部製品に指紋認証式ロックを採用しております)。

その為、カギは使用しないため、付属していません。また、弊社でカギをお客様に販売する事は御座いません。

ナンバー式ロックの横に設置された鍵穴は、TSA係官が検査を目的として解錠する時の為に備え付けられており、お客様はご利用になれません。