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【デルセー2022 年本決算】純売上高が前年比124%EBITDAはコロナ禍前の6倍に成長

2023年3月16日パリ・フランスヨーロッパを代表するプレミアムスーツケースブランドDELSEY PARIS(デルセー)は、2022 年の業績を本日発表いたしました。全世界の純売上高は、2019 年コロナ禍前の水準を超えた、前年比124%増の2億700万ユーロで、コロナ禍後のセクター回復率を4倍近く上回っています。EBITDAマージンはコロナ禍前の6倍の水準に伸び、純売上高の11.4%となりました。


デルセーCEO Davide TRAXLER(ダビデ・トラクスラー)
「このような業績を達成して、世界的なトップブランドのひとつとして地位を固められたことを誇りに思います。この成功を足掛かりに、旅行の新時代におけるラゲージメーカー業界に改革を巻き起こすことを目指し、これからも精一杯努めます。」


デルセーの成長が特に著しいのは米国で、純売上高は前年比の約3 倍にあたる9660 万米ドルとなり、同期間のセクターの回復率である前年比35.6%を上回りました。当社は、プレミアム製品ラインの新規導入や、Roland-Garros(ローラン・ギャロ)やエールフランスなどの有名企業とのブランド提携を通して、スーツケースをアパレルの延長線上に置くという戦略を展開しています。この戦略によってデルセーは平均販売単価を5割以上底上げし、販売数も54%増加させました。


1946 年にフランスで創業したデルセーは、2017-2018 年期に経営難に陥るまで、長らく世界のスーツケース市場2 位の座にありました。その後、Pemberton Asset Management(ペンバートン・アセット・マネジメント)が率いる投資家らによる買収を経て、スーツケースの世界的なトップブランドのひとつに返り咲きました。当社が戦略的に優先しているのは、現在の勢いを保つことと、旅行業界の回復基調を追い風にして確実な長期的成長を遂げることです。UNWTO(国連世界観光機関)によると、2022年の国際観光客到着者数は、コロナ禍前の63%まで回復しました(2019 年比)。世界のスーツケース市場は、2030年までCAGR6~7%の成長が見込まれています。